下車の機材の話
あけおめことよろ(激遅)、東山です。
こないだ投稿した動画で「機材何使ってんの(意訳)」というコメントが来ておりまして、ふと思いました。
以前からちょろちょろと機材について言及はしていたものの、よく考えたらまとめたことってないなあと。
まとめました。
◆カメラ
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PowerShot G16(2015.07~)
コンデジです。FHD60fpsで映像が撮れるのはいいですね。ただ映像撮ってる時だけあまりにズーミングが遅く、その遅さを加味して早めにズームし始めないと被写体に振り切られるのがネックです。望遠もビデオカメラとかに慣れてるとあまり寄れず、ちょっといまいちかもしれません。
ですが個人的にはいいカメラだったと思っています。写真の写りもそう悪くはないはず(この辺は門外漢なので以下の作例で各自判断願いたい)。
一眼で手持ち撮影してる傍ら、このコンデジを三脚固定して定点撮影する用にたまに持ち出すことがあります。
ただ三脚を持ち出すのとか、持ち出したとしても設置とかも億劫なので最近はあまりやらなくなってきています。なんだかんだ瀬戸線沿線に繰り出した時以来ずっとやってないかも。
あとは一眼での撮影がめんどくさい場面(車内で電光掲示板撮るときとか)用に持っていくこともあります。さすがにコンデジなので携帯性はいいです。(一眼のバズーカに慣れたせいでコンデジとしての正当な携帯性の良さはよくわからないことは一応記しておく)
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D5500(2017.02~)
現役。というかたぶんこれからもずっと使います。ほかのカメラをよく知らないので何とも言えませんが、今のところはこれで満足してます。
とりあえずはダブルズームキットというやつを買ったのですが、望遠の方は今はいろいろあって使っていません(後述)。もし買うなら18-55 VRII レンズキットってやつにナナニッパとかで十分だと思います。
書き忘れるところでした。付属品にカメラストラップがありますが、構造上どうしても固定が甘く油断してると紐が抜けてカメラが落っこちることがあります(2敗)。
自分も尺土駅でカメラ落としてバヨネットフードがぶっ壊れたので、下の画像のように自分できっちり固定の利くカメラストラップを追加で買っておくといいと思います。当時同行者と共に感じた悪寒は今でも忘れられない
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AF-S DX 18-55mm f/3.5-5.6G VRII
キトレンについてきたやつ。今でもめっちゃお世話になっています。
純正の広角だからかはわかりませんがめっちゃ解像してくれています。AFが暗所でも迷わずすぐ決まってくれるのも高評価。上の画像につけてるのはこのレンズです。
これでバス撮るのめっちゃ楽しい。
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AF-S DX 55-300mm f/4.5-5.6G ED VR
これもキトレンについてたやつです。
55-300mmの焦点距離は便利。画質も悪くないと思う。さすがにナナニッパばりのボケ味はありません。
で、これが一番ダメなのですが、AFがウンコ。
AFが、ウンコ。
暗所じゃAFが死ぬほど迷いますし、ひどいと炎天下でも迷います。ついでにめっちゃ遅いです。すぐにピント合わせたい、ここぞという場面でAF使ったら間違いなく撮り逃します。流し撮りなんかしたら全部ピン甘になりかねません。
置きピンできることがわかってる場面か、あるいは映像だけを撮る用途が想定されるとやっと選択肢に入ってくるくらいでしょうか。
まああくまでこの評価は鉄に使うことが前提なのであって、レンズ自体はすごく軽くて取り回しはいいです。なので鉄に使うわけでもなく日常的な風景を撮影する分には、このAFのトロさも気にならないんだろうなと思います。
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SP 70-200mm F2.8 Di VC USD G2
これはすごい。F2.8のボケ味が楽しいですし、解像もおばけです。これ持ってからは沿線撮りも楽しくなり、今まではほとんど駅撮りで済ませていたのに沿線撮りもたまにするようになってしまいました。
AFが非常に早いうえに、これで映像を撮ると映画みたいな画が撮れるのが本当に楽しいですね。
強いて挙げるなら映像撮影がただの筋トレになることが人によっちゃキツいかなというくらい。その辺は使ってれば慣れてくるので、あまり心配はいらないと思います。
これに限らずナナニッパはおそらくどれも撮っててすごく楽しいと思うので、一本は持っておいて損はないと思います。
実は今まで東山線の車内とマレーシアのジョホール州の二か所で立て続けにナナニッパのレンズカバーをカチ割ったことがある。レンズの扱いには気をつけよう!
◆レコーダーなど
機材のことはよくわかりません!そのため使ってる機材は結構適当に定番どころを選んでいることを予め断っておきます。とはいっても今使ってるやつで現状事足りてるからよくわかんなかったら俺の環境真似しとけばまぁ大丈夫だと思う
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ZOOM H2n
写真の緑の養生テープ巻いてあるやつです。
単3電池二本で駆動しますが、かなりタフです。いろいろな意味で。網棚上に2時間とか3時間とか放置したくらいじゃ電池は全然減りません。
電源まで落とすと大容量のSDカードを突っ込んでいる都合上起動するたびに読み込みに時間がかかって目当てのものを録り逃しかねないため、基本的に駅とかをうろつくときは電源入れっぱでカバンに放り込んでいます。が、それでも電池交換は一日に一回しかしたことがないです。
放送を録りまくるわけでもなく観光中心なら一日くらいは電池交換いらないと思います。そんなもんです。
ほかの機材を使ってる人から聞いた話ですが、オリンパスとかの細長いレコーダーに比べるとH2nは厚みがあるらしく、通勤車の網棚に雑に載せてもギリ引っかかるため隙間から落ちてくることがありません。
これが結構バカにできない。個人的にはH2nオススメです。
余談ですが、電池にはいつもenelongという充電池を使っています。レコーダーの導入と同時に使い始めたものでもうじき5年とかになりますが(正確な導入時期は覚えてないけどRED POND以前なのは確か)、今んとこ特に問題はないです。
ここを使い捨てにするか充電池にするかで結構出費も変わってくると思うので特に抵抗がない方は一考の価値ありだと思います。
ちなみに以下のリンクのものとは別に充電器も必要です。探しても出てこんかった。
H2nのてっぺんのダイヤルみたいなやつで録音モードを選べるんですが、鉄オタするならマイクの接続が前提なので『XY』となってるやつ固定です(たぶん)。ほかのモードはよくわかりません。
密着録音するならMIC GAIN(右側面)は0に、そしていったん録音したら録音終わりまでHOLDに入れとく。変なとこに当たって録音ボタンが押し込まれてしまうことがままあり、HOLDにしてないと録音事故の原因になります。
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audio-technica AT9944
上の写真のなんかコードがぐるぐる巻いてあるモフモフしたやつ。
ガンマイクというやつで、密着しなくても音源に向けてマイクを向けるだけで結構きれいに音を拾ってくれます。
さすがに地べたに置きっぱとかだとノイズ多くて厳しいですが、自分で手に持って掲げるくらいだとあとでReaFirなんかで処理すれば結構いけることが多いです。ガンマイクと言えど駅放送録るなら掲げるという業からは逃れられません。諦めましょう。
上記の尼でマイクを買うともふもふ(風切り音を軽減してくれるウィンドマフというやつ)と延長コード、あと机に置く用に使えるスタンドみたいなのがついてきます。変な棒みたいなやつはついてきません。
延長コードがついてはいますが、これ単体で棒を使って密着しようと思うと後述する棒の微妙な尺でもレコーダーごと持ち上げる羽目になります。つまり若干リーチが足らんです。そのためもう1~2m分は延長コードを追加で買っておいた方が無難。
また付属品のもふもふを装着するのはいいんですがこれかなり簡単に脱落してしまうのでヘアゴムかなんかで固定したほうがいいです。あと抜け毛もヤバい。
変な棒はダイソーの自撮り棒。『シャッター付き自撮り棒』という、定価300円のパッケージがドオレンジの袋みたいなやつ。調べればわかる。
延長1m(と1cm)で、某氏がやってたことをそのままパクった感じです。届くところは届くんですが、微妙に届かない場面もかなりある印象(大阪駅在来線ホームとか)。安全マージンをとりたくば素直に一脚を使うのがいいでしょう。
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audio-technica AT9901
ピンマイク。スピーカーが通路上の車両で楽に密着録音したくて買ったやつ。
付属の洗濯ばさみみたいなやつでスピーカー直下に挟んで固定します。レコーダーは網棚に放置して、その間に伸びるコードは養生テープで天井に貼り付けてほかの人の邪魔にならないように。
これに関しても特に不満はないしむしろ満足していますが、強いて言うならこれで録った放送の低音がAT9944に比べてスカスカになるくらい。
ただ下車で使うことを視野に入れても違うマイクを使う以上多少の音域の違いはどうしても出てしまうほか、そもそも後のミックスとかでの処理でどうとでもなるので全然許容範囲内です。
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おわり
このブログを読んでいただけている層が読めないのでアレなのですが、とりあえずこれから下車を始めようと考えている変人向けに機材事情をまとめてみました。
自分がその変人の一人になったときに機材について調べてもなかなかいい情報が出てこなくてムカついた記憶がありますが、この記事によっていい情報に巡り合えずにムカついてしまう変人さんが一人でも減ることを祈って記事の締めとさせていただきます。
それではまたいつかお会いしましょう。