先日Twitterのほうでこちらの画像をツイートしました。

AviUtlでも頑張ればこの画像のような逆光が射しているような表現は十分可能です。備忘録も兼ねてどんなことをしているのかここに書き留めておきます。

タイムラインはこんな感じ。なんか面倒くさそうですね。まずは立ち絵のほうから。

立ち絵は基本的にグラデーションを使って色味を制御しています。逆光っぽくしたいときは光源を置くあたり(この場合は右上らへん)を明るく、逆に光源から遠いところが暗くなるようにしています。
形状はよく「円」を用います。他の形状に比べると色を置く場所なんかにおいては結構融通が利くかなというイメージ。
グラデーションはそれぞれ合成モードを選択できるのが強い。またわざわざ図形を呼び出してぼかし入れて~とかやらなくていいのでレイヤーを節約でき便利です。

より強く光が当たっている感じを演出するためこんな感じのものを重ねます。合成モードは加算。これのあるなしではだいぶ印象が変わります。
元々僕がこれをやるときは「立ち絵を二つ複製→片方にぼかしフィルタをかける→透明度反転→上のオブジェクトでクリッピング」というようなことをしていて、これだと大体シーンも使う必要が出てきて非常に面倒でしたが、縁取りTを使うことで一気に楽になりました。

縁取りTはこんな感じ。
一番下においてある斜めクリッピングは単体でクリッピングと切った辺のぼかしが可能。影になるところまでこの光があると変になるためその部分をクリッピング&境界面を自然にするためのもの。
で、これらを重ねると

こうなる。なんかそれっぽい。
あとはこれにカスタムフレアといろいろ色味調整するためのあれやこれや乗っければいい感じ。

さっきの杏奈にMBL風フレア。だいぶ変わりますね。

フレア単体。こっちは93氏のカスタムフレアのプリセットをほぼそのまま加算合成してるだけなので特に説明することはないかと思います。

カスタムフレア+MBL風フレア+杏奈。

色味調整のための背景。こいつをオーバーレイ合成します。

四隅をちょっとぼかしたくなったので部分フィルタ。「(周辺ボケ光量じゃ)いかんのか?」と思った人がいると思いますが、個人的には周辺ボケ光量よりこっちのほうが軽いと思います。たぶん。

これで背景以外全部です。

背景だけ。後ろの青っぽいやつは手元にあった写真にRGB順序入れ替えスクリプトをかけて蒼っぽくしたやつ。

左の球体は図形にGetColorというスクリプトをかけて作ったやつ。AviUtlでもこんなもんが作れるんだなぁと感嘆しました。


全部重ねることでこうなります。いい感じになったと思います。
【今回使った追加スクリプト】
[縁取りT]
[MBL風フレア]
[カスタムフレア]
- プリセット(93氏)
[RGB順序入れ替えスクリプト]
[GetColor]
(93氏のTwtterの説明文のリンクからDLできます)
[ハーフトーンT]